進入灯

ゆっくりと手を
心の中心からあなたへ
解き放たれる渦のように
まっすぐに差し伸ばしましょう

指先まで心を広げるように
僕は両手をいっぱいに広げましょう
薄っぺらな僕の笑顔なら
いくらでもあなたに捧げましょう
僕は僕の屈折率を変化させ
明滅を繰り返しましょう

見える?
僕はここだよ
僕の心の中心はここだよ

見つけてもらえるのなら
触れてもらえるのなら
僕は僕のぬるま湯の包容力のすべてをかけて
あなたを暖めるから
あなたを護るから

せめて好きでいさせてください
飽きられるまでそばにいさせてください

ずっと待ってる
広げた両手が震えても
晒した心が風に乾いても
あなたを見つめつづけるから

ずっと待ってる
あなたが見つけてくれるまで
いつかあなたが僕に薫るまで

広告