blanc pur

朝方の冷たい雨は
雪に変わりました

風に揺れながら
それでもただ白く降り注ぐ雪に
あなたを想いました

声を絞り出すような
その白さが眩しくて
目を逸らせないでいます

あなたを溶かさない
冷たい地面になれたら
きっと安心して積もってもらえると
そう思っていたのに

暖かくてごめんね
震える想いは摩擦だから
この温度を自分が思うようには
消せなくなりました

積もりかたも知らず
それでもただ白く降り注ぐ雪に
あなたを想いました

声を絞り出すような
その白さが愛しくて
目を逸らせないでいます

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fixed

いまここにいる僕を
君に繋げているものが
この痛みだけだとしたら

僕はこの痛みをそっと
ここで抱きしめていましょう

いまここにいる僕の
痛みをとりまく振幅が
いつか君を困らせるなら

僕はこの痛みの真上から
戒めの楔を打ち込みましょう

より鋭角な
痛みの上書き

感情という
振幅の固着

それでも僕がこうして
君を感じられる手段が
この痛みだけだとしたら

この鈍い痛みの真上から
この手で楔を突き刺しましょう

stay

いっしょに出られる出口がないとしたら
いっしょに迷っていちゃいけないかな?

それは君のわがままではなくて
だから気に病むようなことでもなくて

痛みにも真摯な君からは
目が離せないから

君となら stay confused
それも悪くないさ

いっしょに出られる出口がないとしても
いっしょに迷っていたいと思ったから

それはきっと僕のわがままで
もうなにもしないではいられないから

せめて後戻りしないように
見守らせていてよ

君となら keep my word
きっと守れるさ

霧が深いなら
足元を照らすから

つまずかないように
ゆっくり歩けばいいよ

霧が深くても
空気に流れがあるのなら

その流れに沿って
ゆっくり歩けばいいよ

澱む世界でも
先が見えなくても

君がいっしょなら
僕はかまわないから

下を向かないで
繋いだ手を信じて

いまは焦らないで
いっしょに歩いていこう

I’ll dare to stay confused.
I’ll dare to keep my word.

ぎゅっとね

君のためにできること
なにかないかなって
そんなことばかり考えてた

止められない思いに
止められない涙に
体温まで奪われるなら

僕はそっと言葉を繋いで
君に温度を渡しましょう

僕の差し出せるもの
ほかに見つからなかったから

ねえ、もう怖がらないよ
ちゃんと手を伸ばすから

どうか迷わないで
この手をとってください

君のためだけじゃなくて
だって君が泣いているなら
ひとりにしておきたくないから

止められない思いは
僕の中にもあって
きっと呼び合えるから

ひとつひとつ言葉を繋いで
温度を重ねあわせましょう

ずっと凍えていたのに
遅くなってほんとにごめんね

気持ちの温度を感じられないなら
きっと何も見つからないから

いまは迷わないで
この手をとってください

泣いてていいよ
笑ってなくていい
悪いなんて思わないで
甘えてていいから

そのままでいいよ
背伸びしなくていい
ちゃんと受け止めるから
そのままでいいから

ただぎゅっと
手を繋いでいようよ

痛みはなくならないけど
体温が同じならきっと
固まってしまわないように
循環させることはできるから

そのままでいいよ
君がそこにいること
ちゃんと感じてるから
ちゃんと感じてほしいから

ただぎゅっと
手を繋いでいようよ

僕は怖がってる
伸ばした手を指先から呑みこんでいく

僕を囲んでいる
この薄い闇が僕を鈍らせるのを

いっそ真っ暗なら
鈍らされることなく悪びれていられるのに

焦燥が僕を削る
その先にある掴めはしない何かが

いったい何なのか
今の僕にはわからないから

それでも
君の声が聞こえてる

彼方から
君の声が聞こえるから

僕は進んでいこう
今はただその声を頼りに

その澄んだ声が
何より信じられるから

きっと僕も
鈍らないでいられるから

僕は進んでいこう
いつかきっと君にちゃんと

「ありがとう」って言うためにね