サクラチル

その白さを確かめるように
そっと花開く桜の花びらは

いつか自らが散りゆくことを
きっと知っているから

かすかに色づいたその白さを
そよぐ風に躍らせながら

色づきすぎることもなく
白さを残したまま咲くのでしょう

まるで自らを空へ放つように
萼を離れる桜の花びらは

いつか自らが散りゆくことを
きっと知っていたから

かすかに色づいたその白さを
そよぐ風に躍らせながら

そっと地表を撫でたあと
ただ静かに降り積もるのでしょう

僕もいつか
そんな君のように
そっと降り積もる
色づいた白に還るよ

僕もいつか
そんな君の待つ
白く埋め尽くされる
生暖かい土に還るよ

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