tightrope

夢を見たんだ

水滴が水面を打ったのに
すこしも波紋が拡がらない

滴下する音だけでもと
必死に耳を澄ましてみたけど

目が覚めたときには
必死に耳を塞いでいた

現実と夢の境界なんて
曖昧なもので

思い通りにならないことに
変わりはないけど

自分の血の色が何色で
痛いってどんな感覚だったかとか

短絡的に確かめたくなるほど
大人でも子供でもない

だいたい痛みなんかより
吐き気のほうが余程手に負えないし

存在証明なんて
そんなんで充分だろ

見慣れない自分が映る鏡に問う
何がそんなに可笑しいのかと

ああそうか

足の裏が生暖かいものでぬるぬるするからか
それはよくわかるよ

さあ
今日の綱渡りを始めようか

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