exodus

君はオアシスなんて
ないんだって言った

もし見えたとしたら
それは蜃気楼だって

だからこの左手には
たったひとつの水筒だけ

この生ぬるい水ならちゃんと
現実とつながってるから

そして右手には君の
ひどく乾いた手をとって

砂の襞を縫うように
ゆっくりと歩いていこう

そうオアシスなんて
ほんとうはないんだよ

蜃気楼なんて見えない
だからだいじょうぶさ

身体に染み渡っていく
生ぬるい水の一滴だけ

信じていればいい
いまはそれだけでいいんだ

砂まみれの乾いた手が
体温を伝えてくれなくても

ちょうど水筒ひとつぶんだけ
僕らはつながっているんだから

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