sandman

失くした砂粒の
たったひとつを

崩れ落ちる砂の
指でなぞるように

探し出す儀式
あるいはただのゲーム

止まった時間と
止められない時間

コマ送りの現実
違和感を埋める違和感

空っぽになった
たったひとつの

失くした砂粒を
探し出す儀式

空っぽになった
砂の涙を流しながら

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翹翹板

すれ違っているって
思っているかもしれないけど

まっすぐに伸びた
同じ面のうえにいるよ

手のひらでは
感じにくい質量とか

いつかのための
地面の蹴りかた

不安に埋もれない
浮遊感とか

そういうものを
やりとりするための

支点はいつだって
ふたりのあいだにあって

取っ手のついた
同じ面のうえにいるよ