たぶん記念日

君のせいじゃない
君のせいじゃないよ
君のせいには違いないけど
それは君が君だからってことで

目をあわせていられた時間なんて
ほとんどなかったし
その奥で揺れ動いているものに
気づくような余裕もなかったし

持て余すくらいに
ただ照れくさくって
温度の切れ端だって
手渡せやしなくて

この照れくささの質が
大切にしたいってことそのものだって
どう伝えたらいいものなのか
思いつかないままで

僕の大切にしたいは
好きとほとんどいっしょで
それがほぼ等価であることには
いい面と悪い面があって

そういうことに巻き込んでしまって
いいものかどうかとか
それですこしばかり
悩みごとがふえたとしても

それは君のせいじゃない
君のせいじゃないよ
君がそこにいるってことを
特別に思ったってことで

君のせいじゃない
たぶんあとになってみれば
君のおかげってあたりに
落ち着くんじゃないかと思ってる

広告