向日葵

そこにはない動かない太陽を
ただ空の一点を見つめながら
向きを変えることもなく
背筋を伸ばして立ち尽くす
咲かない向日葵

間隔のぎこちない時計
動き慣れない真新しい歯車は
今まで何を刻んできたのでしょう

日差しはあなたを溶かすでしょうか
そのままであるように調整された感覚を
思うようには痛まない身体を
思うようには流れない涙を

そしてあなたは咲くでしょう
そこにあるはずだった太陽と
暖かい日差しを感じながら

どうか太陽のためには咲かないでください
その笑顔の奥にあったあなたの笑顔のように
今こそ自分のために咲いてください

太陽があなたとともにありますように
もう無理に背筋を伸ばさなくていいから
実在する太陽をゆるやかに見つめ
風を感じ風に揺れながら
自分のために咲いてください