前夜祭

夜は必ず明けるけれど
闇が光に変わったり
光を生み出したりするわけじゃない

闇は闇のままでいるべきなんだ
光が思うまま光を放つために
切り裂かれるべき闇は常に必要だから

たぶん僕は切り裂かれるほうだ
切り裂かれるべきものを供給する側の人間だ
あきらめきれない部分は常にあるけど
胸を張って闇でいたいとも思う

夜が明けて光が満ち溢れても
闇がそこからなくなるわけじゃない

なくならないということだけが闇の存在意義
それが最大の苦痛でもあるわけだけれどね

夜は必ず明けるけれど
闇はなくならない
僕がそこからいなくなるわけじゃないからね

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ひどくムラのある
黄色い髪の君は
いったい何を言いたかったのだろう

少し照れたような笑顔で
差し障りのない話題を振り出してみせるけれど
それが声になっていないのに君は気づかない

伝えたいことがあるってこと
君が本当は泣いているってこと
絞りだされるべきその声質だって僕にはわかるけど

聞きたいんだ
君の声で
君の思いを

ひどくムラのある
黄色い髪の君へ

たとえ夢の中でもまた会うことがあったなら
今度は君の声を聞かせてください

あなたの空

いつもその羽根を広げていなくちゃいけないわけじゃない
いつも羽ばたいていなくちゃいけないわけじゃないんだ

休めなさい
休みなさい

あなたの空は
あなたが本当に飛びたいと思う空は
かならずあるからね
どこかにあたりまえのように拡がっていて
あなたを待ってるから

休めなさい
休みなさい

いつかその空を翔るときに
羽ばたきすぎる癖がついてしまっていたら
空そのものを感じながら滑空することができないもの

休めなさい
休みなさい

いつかあなたの空を
あなたが本当に飛びたいと思う空を
思い切り翔ればいいよ
空はいつもあたりまえのように拡がっていて
ちゃんとあなたを待ってるから