charkha

乾いた音で
目を覚ます

カラカラと
回り続ける糸車

初めから
糸なんかなかったけど

カラカラと
あたしを刻む糸車

一度だって
自分のものじゃなかったのに

それを誰かに
奪われたなんて嘯く趣味はないし

抗うべきものは
自分の中にあるってことも

よくわかってる
よくわかってるけど

せめて何か
紡ぐ夢でもと

ひどく淡々と
回り続ける糸車

乾いた音に
何度覚めても

生きるように
あたしを刻む糸車

それでもあたしは
あたしをやめられない

だからずっと
回し続ける糸車

乾いた音に
寄り添うように

抱いて眠る
あたしを刻む糸車

広告