death drive

ひとつの時間に あまり長くは留まれないんだ 君の願いが いつか叶うまで あるいは叶わないことが 確定するまで 僕はたぶん この時間にはいられないから いくつかの未来と それらが君にもたらすものを 受け容れやすい形と 受け […]

あのね

ゆっくりでいいと思う ゆっくりがいいと思う もう壊れたりしないって ちゃんと信じられるよ だけどどうしてだろ すごく会いたいんだ つかまえてなくたって そっと手をつなぐだけで いなくなったりしないって わかってるんだけど […]

あたりまえ

振り返る道に ひとつながりだけ 時間の流れが ゆるやかな記憶があって 色を変えていく さまざまな記憶の中で ずっとその色を 変えないままでいた たぶん僕の いちばん近くに あなたのためだけの 居場所があって それがいまも […]

ちゃんと

自分がちゃんと 生きてるかどうかなんて 自分じゃよく わからないものだけど あなたがちゃんと 生きてるって言うんだから たぶんそれなりに ちゃんと生きてるんだろう その代わりって わけでもないんだけど あなたはよく わか […]

影法師

不意に強くなった 陽射しに背を向けて アスファルトに映る影の 濃さに飲み込まれそうになる とはいえ闇に引力があるなんて たぶんただの幻想で もしかしたら彼らは 僕らが地面にめり込まないように かなりな必死さで 支えてくれ […]